令和5年4月8日放送
原坂一郎氏
子供を笑顔にする スーパー 保育士
親がお金をかけたり、手間暇をかけたり、時間をかけたりして与えたものは、案外 忘れられやすいです。
小さな小さな、親も忘れているような関わり。 自分が笑顔になるような ふれあい。 そういうことをずっと覚えている。
最近は 共働き世帯が増えて、忙しくて子供とふれあいの時間が持てない。
お父さんは帰りが遅い、子供と遊ぶ時間がないとおっしゃる。そんな方にね 僕は言います。
10秒レベルでいいので子供が笑顔になれるような関わりをたくさんしてくださいと。
台所仕事をやっていて、ラップのシンを子供に向かって「何々ちゃん見~えた」と望遠鏡で遊んでください
子供は「貸して、貸して」という。「ママ見~えた」と言って喜んで遊ぶ。でもすぐに ゴミ箱にポイとなるかもしれません。 それでいいんです。
忙しいお父さんは寝る時でいいので10秒 20秒ほど抱っこしたり、腕ぶら下がりをしたり、ぐるぐるぐるっと回したりしてください
1回 2回しかしていないのに、大きくなった時に「よく 望遠鏡 遊びしたな」「親父と ぶら下がり ごっこしたな」と言う。
1回 2回しかしていないのにいい思い出として残る。
よく子どもは飽きっぽいと言いますよね。それは飽きっぽいのではなく満足するのが早いんです。
10秒だったか1分だったかは変わりません。 10秒だったのか 0だったかは大きな違いです。
「見てみて!」 って言った時は、手を止めて2秒を見て「本当だね」と言う 。そうすると、ママ見てくれたという 満足感がある
10秒レベルの関わりを1日30回したとします。10秒×30回は5分なんです。5分だったらどんなに忙しい親でもできると思いませんか?
子供には見逃していい時間はないんですよ